今の低迷する株価は、日本の状況を織り込んでいるだろうか?
2009年3月15日
100年に一度と言われる経済危機の中、日本企業の09年3月期決算は、きわめて深刻な姿になると予想されます。新光総合研究所の調査(08年4?12月期決算を発表した金融を除く1228社のデータ集計結 果)によると、東京証券取引所第1部上場企業の09年3月期決算は、売上高が前年同期比6.5%減、経常利益が60.8%減、純利益が86.2%減と、大幅な減益になると予想されるとのこと。
こうした状況を今の株式市場は織り込んでいるのだろうか?
2001年以降の日経平均株価と企業収益の関係を見ると、下のグラフに示すとおりである。
「株価がファンダメンタルズの変化を正しく予想するか」というのは、「効率的市場仮説」として、経済学者が強い関心を持っている事柄である。
しかしながら、下グラフによると、2002年以降の企業収益の回復期においては、株価はこれを遅れて反映したように見える。
株価が上昇傾向になったのは2003年春以降であり、顕著な上昇を示したのは2005年後半になってからである。すなわち、経常利益は2001年の初め頃から傾向的に上昇しているが、株価は2003年の初めまで下落傾向にあった。
このグラフの2006、2007年以降を見ると、「2008年の秋以降の経常利益の落ち込みを、株価は2007年の秋以降から予測して株価の下落に反映させた」と解釈することができる。

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